
世界遺産探訪①:ボロブドゥール遺跡群
お疲れ様です!インドネシア担当鈴木でございます。
最近のインドネシアは、通貨安・株安・資本流出の三重苦です。
政権の財政拡張や政策の不透明感も重なり、市場はやや神経質な状況。短期的にはボラティリティの高い局面が続くと見られています。大きな投資をお考えの諸兄は、一旦様子見をお勧めします。
新政権の看板政策・目玉政策である無償給食事業、全国の農村に国家直轄の巨大農協ネットワークのようなものを一気に作る紅白(国旗に由来)協同組合事業、いずれも異常ともいえる巨額を投じつつも管理が出来ておらず様々な問題が噴出、不正の温床となっております。無償給食の方では最近かなりトップに近い方が汚職で捕まりました。氷山の一角、でしょうね。ホント、何事もそう、いつもそう。世界でも稀にみる道徳観を備えた日本人(のはしくれ)から見ると、この国には「正義」の概念が欠落しているように思えます。教わってないのかな?っていうぐらい。ジャースティース!
さて、前回仕事で訪れた古都ジョグジャカルタに観光で再訪いたしましたのでその様子を・・インドネシアには合計10件の世界遺産登録があり、そのうち3つを今回訪問してきました。まず1発目は、あの有名なボロブドゥール遺跡です。

そう、これですね。そもそもは8~9世紀に造られた仏教遺跡です。その後古代王朝の衰退やイスラムの隆盛などから放棄され、永く密林に埋もれて忘れ去られ、再発見されて、修復されたのが今の姿。ここで夜明けを見るツアーが有名で、それに参加しました。感想としては、とても良かったです。

ストゥーパ、仏塔。全てに仏像が入っています。遺跡全体が大きく3層に分かれており、上に行くほど壁面のレリーフなどの装飾がなくシンプルに、「空」・「無」すなわち悟りに近づいていく思想が表現されています。この辺、日本人には共感しやすいですよね。

中心、頂上の大ストゥーパだけ、中に仏像がありません。まさに「空」即ち悟りというわけです。
諸説あるようですがストゥーパの配置から五仏配置すなわち五智如来が表現されているという解釈が自分的には腑に落ちます。中央は大日如来。ただし、「空」。不適切な表現かも知れませんが、格好良いと思いました。大日如来さまはここ最近の何百年かは不動明王のお姿で成田山に駐在されているのかもしれませんね。千葉県にも迷える魂が多いですからね。
ジョグジャカルタエリアの世界遺産探訪、まだまだ続きます。
ではまた。
【蛇足】今日のにゃんこ

餌付けしている野良ネコ、茶トラん。かなりガタイの良いオス猫だけど気弱な甘えん坊。同じく餌付けしているメス猫ちゃんによくぶん殴られてシュンとしています。